子供と老後のために投資信託をしよう

主に投資信託による資産形成の日々をつづるブログ。その他、我が家の家計全般についての管理簿としてお金のアレコレを気が向くままにまとめていきます

NISA口座で毎月積立するべきか?

リスク低減の観点でドル・コスト平均法で毎月積立をしていますが、毎年の投資上限が決まっている積立NISA・NISAにおいては、早い段階で上限まで投資して市場成長の恩恵をより早く受けられるようにした方がお得なのでは?と思い始め、簡単なシミュレーションをしました。

 

 ジュニアNISAを想定して以下の2パターンを考えます。

  1. 毎月6万円積立
  2. 1年の初めに72万円投資してその年は終了

通常のNISAだと非課税期間は5年間なので5年後のリターンを考えます。具体的な投資対象があった方が分かりやすいので「インベスコ MSCIコクサイ・インデックス・ファンド」の基準価格から考えます。

 

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SBI証券より

 

まずは2008年11月のリーマンショック後から投資した場合の比較

・毎月積立:565万円(利益57.1%)

・年1回投資:591万円(利益64.3%)

※投資額はどちらも360万円

 

上記は市場が右肩上がりで成長した場合です。基準価格が低い時に購入する年1回投資の方が7.2%ほど勝ります。

 

次は2007年11月のリーマンショック前から投資した場合の比較

・毎月積立:378万円(利益5.1%)

・年1回投資:370万円(利益2.8%)

※投資額はどちらも360万円

 

今度は毎月積立が2.3%ほど勝りました。

 

まとめ

当たり前ですが基準価格が低い時に、より多く投資できた方が有利な結果になりました。

 

ただし2回目の比較であるリーマンショック前から投資を始めた場合でも年1回投資がそこまで負けていないことが少し意外でした。最高潮の時に1年分の投資をしたことでかなりの痛手があると考えていましたが、実際に初めの1年間の成績は以下の通り9万円のみ差額となっています。

・毎月積立:43万円(損益39.6%)

・年1回投資:34万円(損益52.3%)

※投資額72万円

 

元々の投資額が小さいので、急激な価格変動があっても全体にはそこまで影響を与えないようです。

 

じゃあ最後に暴落した時はどうなのか、ですがどちらも痛手を被るので結果は似たような値になります。(投資タイミングによっては積立投資が5%ほど勝るケースもありました。ケース網羅できてないのでもっと大きい差があるかも)

 

 

以上の結果だけを見ると、5年間の短い投資期間であっても初めに一括投資した方が、リターンの最大化を狙え、そこまでリスクも負わずに運用ができそうです。

 

また積立NISAのように非課税期間が20年間のものについては複利の効果により、年1回投資の方がより利益を得られる可能性が上がると考えられます。

各人の余裕資産や好みによって投資をどちらにするか決めればよいと思いますが、私は年1回投資に心惹かれます。あとは本当に数十万の投資をポンとする度胸があるかですかね。。。

 

年明けに新たにNISAの投資枠ができるのでそれまでもう暫く自分の中で葛藤を続けようと思います(笑)