子供と老後のために投資信託をしよう

主に投資信託による資産形成の日々をつづるブログ。その他、我が家の家計全般についての管理簿としてお金のアレコレを気が向くままにまとめていきます

終身保険の解約を決めました

住宅購入時、「無料!ファイナンシャルプランナーと家計相談会!」という結局はただの保険営業から商品を紹介される会があります。

保険にろくに加入していなかったこともあり、将来的に払った保険料以上の払戻金が出るのであれば良いことずくしだなと思い終身保険に加入しました。

 ですが最近投資の勉強を始めるにつれて、終身保険で戻る金額低すぎないか?投信で運用した方が期待リターンが高いじゃん!ということに気づきました。終身保険ではなく掛け捨て保険にして余りを投資なりローン返済にした方が結果として幸せになれそうです。

 現状、かなり高い比率でリスク資産を増やしているので、仮に投資ではなく終身保険の積立金をそのままローン返済に充てた場合を考えます。

 

シナリオ

・住宅ローン控除が残り7年あるので、8年後に8年分の保険積立金を繰り上げ返済

・その後、終身保険の積み立て終了年(18年後)まで繰り上げ返済

終身保険の積立は年24万

・掛け捨て保険の積立は年2万。差額の年22万が繰り上げ返済額

・住宅ローンは残る32年間。住宅ローン控除の残7年を引いた25年間が試算対象年数

 

上記前提において、繰り上げ返済分の利子の合計額を求めます。例えば22万を繰り上げ返済した場合は残るローン年数分を複利で計算すればOKです。

 

結果

金利 利子
0.565% 63万
1% 116万
2% 257万
3% 430万

 

0.565%は私の現時点の変動金利です。

ちなみに現在私は終身保険を解約すると30万円の損失になります。また終身保険の満期まで積み立てると積立額より80万ほど多く帰ってきます。つまり110万円程度のメリットがあれば解約を決断できます。私の場合は住宅ローン控除が終了する7年後に金利が1%になっているか否かが決断ポイント。

5-10年前の住宅ローンの金利は2-3%が普通だったため、金利1%を超える可能性は十分にあり得ます。というか日銀のマイナス金利もいつまで続くのかわかりませんし、出口戦略をほのめかす情報もチラホラ出始めています。

万が一金利が低いままであってもその際は国際分散投資金利以上のリターンを求めるだけです。

なにより一番のメリットは私の流動性の低い資産の割合を減らせることです。ジュニアNISAやiDecoを全力で開始しようとしている中で、これ以上の当該資産割合を増やしたくないと考えていました。(そもそも保険を資産と捉えることがナンセンスかも?)

当時の保険営業には定年になった時に終身保険の返金でローン全額返済できるよ!と言われたのですが、複利の考え方を分かっていれば繰り上げ返済に充てた方がメリットが大きいことは明白ですよね。。。もちろん終身保険はあくまで"保険"なのでリターンが全てではありませんが。

以上、あくまで私の個人的な見解ではありますが、住宅ローンがそれなりの額となる方々にとって終身保険は適さないことが分かりました。