子供と老後のために投資信託をしよう

主に投資信託による資産形成の日々をつづるブログ。その他、我が家の家計全般についての管理簿としてお金のアレコレを気が向くままにまとめていきます

”ひふみ”に投資する意味はあるのか?

各所で記事で取り上げられている”ひふみ”シリーズですが、我が家でも投資対象に組み込みました。

 

安定運用を目指すのであれば米国株主体のインデックスファンド買えば良いとは思っているのですが、「投資」するにあたり色々と思うことがあり、文字に起こします。

 

結局、周りに転がっている情報を見て私が腹落ちした理由を書いただけなので、もう聞き飽きたわ、という内容も多々あると思いますがご容赦ください。

 

貯蓄から投資へ

 

従来の年金制度の実質的な破たんに際し、よく聞くようになった言葉です。

超低金利のこの時代、純粋な現金を積み立てても老後を豊かに送ることは難しくなりつつあります。

絶賛デフレ中の現在ですが、もし今後インフレが長期間続いた場合、預貯金だけで老後資金を賄うのは更に難易度が上がります。

 

NISA、iDeCoなどの税制優遇制度ができたことからも、上記課題は自分で何とかしなさい、というのがお国からのメッセージです。

 

結果、私は老後資金を工面するため、投資を始めるべく動き始めたわけですが、じゃあ何に投資するの?というのが次の課題です。

 

投資商品は?

 

老後資金のための投資、となると20年~30年単位の期間で運用する必要があり、結果として1つの解は国際分散投資、具体的にはインデックスファンドが主な対象になると考えます。

 

投資の意義を考える

 

少し視点を変えます。

そもそも「投資」とは、各企業に資金を与え経済を循環させる行為です(拙い日本語ですみません。。)

 

そうした場合、日本政府が掲げる「貯蓄から投資へ」のもう1つの意義として日本経済を成長・活性化させることが挙げられます。 

また現在の日本の中小企業は倒産率が高く、現在日本が抱える預貯金を中小企業へ回せればより投資の意義が高まると思います。

 

しかし現在のインデックスファンドはTOPIXなどを指標とするものがほとんどで、その指標は資本の大きい大企業の影響を大きく受けます。

結果、インデックスファンドの投資対象は大企業の割合が高く、中小企業へ効率的に投資することが難しくなります。

 

また大企業の多くは先のリーマンショックの影響か、現在現金を多く保持しており、投資をしたとしても直接的な経済支援の効果が薄いです。

 

以上から「貯蓄から投資へ」の行為に対して、国内株を対象としたインデックスファンドでは以下の2点は両立は難しい現状です(と私は理解しています)

・個人の老後資金の形成

・日本経済成長のための投資

 

"ひふみ"の意義

 

そこで"ひふみ"の登場です。

投資対象が将来有望な中小株のため、先にあげた「日本経済成長のための投資」が実現可能です。

 

日本は世界一、少子高齢化が進んでいる国であり、他の国に倣って行動していても良い結果になるとは思えません。

特に労働力の低下は深刻で、AIや外国人労働者による解決が期待されていますが、この課題に対しては腰の重い大企業より、フットワークの軽い中小企業の方が向いていると考えています。

 

"ひふみ"に投資することで、間接的にではありますが、日本全体を変える一助になれたら素敵だなと。

 

完全な主観ですが、藤野さんの書籍も読んで共感できる内容が多く、どうせ投資するならこの人たちが選ぶ企業に投資したいなと感じたことも大きいです。

 

 

過去の運用成績を見る限りポートフォリオに組み込む魅力も十分にあります。ただ過去のデータを信頼しすぎるのは危険なので結局は"ひふみ"を信じられるかどうか、でしょうか。。。

 

 "ひふみ"は知名度が上がりすぎたことによるリスク許容度の低い投資家影響を心配する声もありますが、安定株もポートフォリオに取り込むなど対策もしていますし、あまり心配しなくても良いのでは、と楽観視していたりもします。

(ここらへんは私のような素人が心配せずともプロである"ひふみ"はもっと深く考えているでしょうし)

 

ただし、上記により今までのようなリターンは確実に得られないと思いますし、インデックスファンドとの信託報酬の差も考えると今後どれだけ勝ち続けられるのか、10年、20年先に結果に期待したいです。